会議やプレゼンテーションの場面で、最近では必須というほど登場するプロジェクター。
パソコンからケーブルを繋いでスクリーンに投影するだけのとても簡単で便利なマシンです。
今回は、わりと業者向けというか、1台のパソコンから2つのスクリーンに同時出力する方法と必要な機材について図も取り入れて書いていきます!
1台のパソコンから2つのスクリーンに投影するパターン
1台のパソコンから2つのスクリーンに投影するパターンは、広い会議室やイベント会場などでの利用が考えられます。
ご家庭でも、スクリーンを拡張して本体合わせて3箇所に作りたいなんてパターンも考えられます。テレビとかでトレーダーの方が、何枚もスクリーン並べて作業してたりしますけど、あんなイメージです◎
複数のウインドウを開いて作業をする必要のある方には、便利な方法です。
設備を図にするとこんな感じです↓

必要な機材
- パソコン×1
- プロジェクター×2
- 分配器(HDMI/D-sub)×1
- ケーブル(HDMI/D-sub)×3
- スクリーン×2
分配器をパソコンとプロジェクターの間に入れるだけで、設備は完成です。
分配器は、HDMIケーブル用のものと、D-sub(VGA)用のものどちらもあるので、利用するケーブルに合わせてご用意ください!
出力の数については、1入力2〜4出力くらいまでありますが、分配器なので2つで十分かなーと思いますが、こちらも用途にあわせてお選びください!
購入される際は、入力の数と出力の数を見間違わないように気をつけてくださいね!
「入力1出力4」とか「入力3出力1」とかってありますけど、後者「入力3出力1」はセレクターといって、複数の機材の中から1つを選んで1つの場所に出力するというものです。
例えば、ゲーム機を3台つないでおけば、使いたいゲーム機にセレクターのチャンネルを合わせれば選択したゲームができるってわけです。
1台のパソコンから2つのスクリーンに出力したい場合には前者「入力1出力4」が必要です◎
HDMI分配器はこちら↓
D-sub(VGA)分配器はこちら↓
ケーブルの選び方
ケーブルの選び方についてですが、パソコンから出力する際には、HDMIケーブルを使ったHDMI出力とD-sub(VGA)ケーブルを使ったD-sub(VGA)ケーブルという方法があります。
どちらも用途によっては、それぞれの特徴や個性があるので、絶対にコッチ!ってことは言えません。例えば10mを超えて長くケーブルを使いたいときにはD-sub(VGA)の方がアナログ出力なので電波信号が安定します。
HDMIケーブルを使用していて、映像がプツプツ途切れてしまう場合は、信号のパワーが足りていないことが原因の可能性が高いため、アダプタをつけてパワーを増やすかD-sub(VGA)ケーブルを使用することをおすすめします。
ざっくりとした説明をすると、HDMIケーブルは映像と音声を出力することができます。D-sub(VGA)ケーブルは、映像のみを出力します。D-sub(VGA)ケーブルを使用して音声も出力したい場合は、別途で音声ケーブルも必要になります。いわゆる赤白ケーブル。
HDMIケーブルの特徴としては、よりクリアな映像と音声を出力をすることがメリット。
デメリットは、ケーブルが長くなれば長くなるほど、電波信号が安定しなくなるので、長距離での利用は事前の検証が必要になります。
D-sub(VGA)ケーブルは、アナログ出力なのでケーブルが長くなっても映像は安定します。
よく、電気屋さんでテレビがバーっと並んでて映像が流れているかと思いますが、あれはD-sub(VGA)ケーブルでつないで出力しているそうです。
D-sub(VGA)の実力は計り知れませんね。
ケーブルの値段としても、D-sub(VGA)の方がお手頃です。
ネジで本体に固定するので、ひっこぬける心配もありませんしねー
最近のパソコンて、D-sub(VGA)が付いていなかったりするので、自分のパソコンにどちらがつけられるのかで決めてもよいかもしれませんね!
いずれにせよ、用途に合わせて選んでみてください。
ポイントは、距離と音声、使用する機材との相性です。
まとめ!
1台のパソコンから、2つのスクリーンにプロジェクタで投影するには、分配器を用意することで簡単に設備を作ることができます。
分配器も配線をつなぐだけです。
ケーブルに関しては、HDMIとD-sub(VGA)どちらを使ったら良いんだろーって迷うかもしれません。
映像に関して言えばHDMIケーブルを使った方がキレイには映ります。
ただ、コスト的な面で言えばD-sub(VGA)の方が手軽に手に入れることができます。
どのくらい映像違うのーって思う方は、家電量販店のモニターが並んでいるコーナーの映像を見に行ってみてください!
家電量販店のモニターは、ほとんどの場合D-sub(VGA)でつないで映像を流しているそうなので、その画質が荒いとかって思う場合にはHDMIケーブルを使うことをおすすめします。