イベントの仕事をしているため、現場のスタッフをアルバイトの方にお願いすることがあります。とても困るのが、直前になって、「すみません、他のスケジュールと重なってしまったためお断りすることってできませんか?」という、ダブルブッキングにつき、お断り宣言。
「お断りできませんか?」と、聞いてきていながら、もはや気持ちはお断り。うちは定期的に仕事を出せるほど、現場の仕事があるわけではないので固定のアルバイトスタッフがいません。
大学生やフリーター、芸人など、スケジュールに自由が効く方にお願いをして入ってもらっています。「困る」といっても、自分も元芸人だったため、急なスケジュールが入ってしまい、「どうにも動かせない・・・」ということは何度も経験をしてきたため、気持ちはわかる。
わかるけれども、直前で穴があいてしまうことだけはなんとしても避けたいものなのです。
ダブルブッキングをしたときの連絡
僕は、芸人時代を経験をしていて、アルバイトをしなければ食べていけなかったためいくつか掛け持ちをしていた時期もありました。
固定のアルバイトをしていても、急に入れない時期や、どうしてもお金が必要な時に単発のアルバイトを入れたりもしていました。
そんな時におこってしまうのが、ダブルブッキング。
基本的に、本業の芸人のライブや仕事は、直前に連絡が来ることもありました。
そんなときに、優先をしなければならないけれども、アルバイトが入っていたりする。
「割り切って飛べば良い」と、アドバイスをする人もいましたが、どうにも受け入れることができず、とにかく連絡をして謝る。
時には直接行って謝る。といったこともしていました。
「芸人さんだからしかたがないよね。またお願いするよ。」といってくれる方もいますが、これはこれで申し訳ない。
もちろん、「本業なんてしらん。先に頼んでんのはこっちなんだから絶対に来い。」と言う方もいました。
お断りをする時の連絡4つのポイント
- 言い訳をダラダラとしない
- 相手の出方をうかがわない
- 申し訳ないふりをしない
- あらかじめ伝えておく
言い訳をダラダラとしない
あれやこれやと考えた言い訳は、相手に確実に伝わります。
作った言い訳は、むしろ逆効果。本当の理由の根幹を伝えることで、相手に納得をしてもらうようにしましょう。
よく、ダラダラと説明してくる人、ダラダラと長いメールの文章を送ってくる人がいます。
でも、雇う側としては、お願いできないのであれば、他の人を見つけなければならないし、そんなのに付き合っているほど暇じゃない。
ダラダラと言い訳を並べることは、相手の時間を奪う行為であって、その行為が相手に余計に迷惑をかけてしまいます。
お断りをするときは、簡潔に、そして丁寧に伝えるようにしましょう。
相手の出方をうかがわない
「お断りさせてください」といっておきながら、「それは困ります、なんとかしてください。」といわれて、「では、もう一度、もう一つの方に連絡をして確認をしてみます。」といって、長期戦に突入することが時にあります。
当時、ぼくは「なんとかしてください。」といわれたときに、「なんとかしてみます。」とはいったものの、「きっと時が解決してくれる」などと思ったものです。
「他の人で決まったので大丈夫ですよー!」なんて連絡がくれば、ラッキー!なんて思ってた。
けど・・・
そんなことを期待してはいけません。時が解決してくれるなんてことはないのです。
むしろ、時間が経てば経つほどに相手を困らせてしまっているのです。
とにかく、自分は受けることができないということを、きっぱりと伝えましょう。
申し訳ないふりをしない
「申し訳ないという気持ち」って、本当に申し訳ないと思っていないと伝わりません。思っていても伝わらない。相手は自分じゃないんだから、腹の中なんてわからない。
「どうでもいい」って気持ちが少しでもあると、表情にでたり、言葉にでたり、姿にでたり、もう、相手を余計にストレスを与えてしまいます。
「申し訳ないふりをされても困るんだよ!」なんて、よく言われましたから。
どうせなら、明るい顔をして、内容は謝っているのが伝わる謝り方がベストなのですが・・・
こんな感じの表情で、こんな感じの言葉で、こんな感じに、こんな感じに、こんな感じに・・・と、謝るモードを作ってから謝るのではなく、心から申し訳ないといく気持ちを持って、お断りをしましょう。
あらかじめ伝えておく
これが一番スムーズです。
仕事をもらう前に、「自分はこういうことをやっているので、こんな時には直前でもお断りすることがあります。」 と、直前に事情を話しておくことで、 お断りするときに、怒られはするかもしれないけれども、相手に納得をしてもらえます。
相手も、事情を知った上でお願いをするようにしてくれます。
よく、普段何をやっているのかを隠そうとする人がいます。「普段は別のこともやっています。」みたいなにごし方をする人。
そうなると、雇う側としては「そんなに普段忙しくない人」って思ってしまいます。
学生、芸人、役者、サラリーマン、いろいろありますが、何をやっているのかがはっきりとしていれば、そういった事情も考えた上でお願いをするものです。
断られた場合にも、ある程度の納得ができるものなんです。
ちなみに、フリーターって微妙なんですよね。なんとか調整できるんじゃないの?って思われてしまう可能性大です。
まとめ
とにかく「謝る」ということが最初です。
ひたすら謝るしかないんです。
まず、第一声、謝る!
これができない人が多いんですよね。とりあえず、理由から説明するみたいな。そんで、簡潔じゃないから何が言いたいのかが伝わらない。
誤った次は、内容を簡潔に伝えましょう。
まず、結論を伝える。
「○○をお断りさせてください。なぜなら、××だからです。」
これを伝えた先は、相手との対話です。相手に聞かれること、相手が言いたいことをしっかりと理解をして丁寧にお答えするようにしましょう。
相手はきっと怒っています。でも、素直に「申し訳ない」という気持ちでいましょうね。
ぼくは、よく逆ギレをしてしまって、状況をさらに悪化させてしまうことがよくありましたw
基本は、当然ですが「丁寧にお断りする」ということです。
どうにもならない事情は、当然に優先させなければならない。だけど、 相手にとっても、もちろん仕事。
自分の事情をそのときに「わかってください」ではなく、仕事をするからには伝えるべきことは伝える。
そして、どうにもならない状況になってしまった時には、事情を簡潔に伝わる内容にし、素直に謝るべき。本業は大事に思うからこそ、対処のしかたも丁寧にしていかなければなりません。
以上!
ダブルブッキングどうしよう・・・その後の方法
でした!