会社の飲みや接待で、ブチギレられた経験はありますか?
何度も何度も罵倒され、嫌味を言われ、フルボッコにされる。
酒なんて強くもないのに、「飲む気がねーならさっさと帰れ。」と言われ、吐くまで飲まされフラフラクラクラしながら家に帰る。
それが、若手時代。
仕事の飲みには、普段はありえないようなルールがあって、地雷が埋まっていて、若手は特に苦労してるんじゃないかと。
ぼくはなにかと、クセの強いお客さんのところに行かされることが多いんですよね。
地雷処理要員的な。
今回は、飲みの席での「めったにないけどというレベルからやっておいた方がいいレベルまでの気をつけていること」について書いていきたいと思います。
ビールは頼まない
「乾杯はビール」というのは、よくある空気ですが、飲み物の注文にはご注意。
お客さんが「何を選ぶのか、何を飲んでいるのか」を見極めてから、自分も注文するようにしています。
というのも、以前ビールを頼んだときに「お前は経費のことを何も考えていないのか?」と2時間ブチギレられたことがあるんですよね。
ビールはコストがかかるんだと。
そして、「経費のことを何も考えていない人間」に仕事は出さないと、ある会社を出禁になって早5年。
あれから、飲み物は慎重に選ぶようになりましたね。
特に、関係性のできていないお客さんの前ではビールは飲まないようにしています。
そもそもビールは好きではないんですけどねw
ときには、まわりに合わせて飲まなければならないときもありますが、極力避ける。
それが、ビール。
手のひらは返さない
瓶ビールや焼酎、ワインを注ぐとき、どうやって注いでいますか?
よく、お店でワインを店員さんに注いでもらうときクルッと注ぎ口をひねってワインがたれないようにするやつありますよね?テクニック?技?
あれを「なるほどなー」って思って、瓶系を注ぐときに真似てたら、ブチギレられたことがあるんですよね。
「貴様は、お客さんに手のひらを返すのかー!」
ってね。
接待の席では、お客さんに対して手をクルッとする行為は「手のひらを返す行為」になるのだと。
「そんなやつに仕事は任せられん」ってなるので、お気をつけを。
接待の席での焼酎水割りの作り方
焼酎の水割りの作り方も、工夫しています。
一般的には、
- グラスに氷を入れる
- 焼酎を注ぐ
- 水を注ぐ
- かき混ぜる
これが一般的かと思います。
でも、これだとかき混ぜるときにカラカラと音がしてしまうんですよね。
大事な話してるときに、「カラカラカラカラうるせーよ、ボケ!」ってなるわけです。
それで、ゆっくりかき混ぜると「タラタラやってんじゃねーよ」と言われ、パパッとかき混ぜると「混ざってねーじゃねーか下手くそ」。
そんなこと言われてもめんどくさいので、焼酎と水の行程を工夫しています。
- グラスに氷を入れる
- 水を注ぐ
- 焼酎を注ぐ
- かき混ぜる
焼酎には、下に沈むという性質があります。
この性質を利用して、かき混ぜる量を少なく、カラカラとかき混ぜる音も少なく作り上げられるというわけです。
「普通、先に焼酎を注ぐだろ!」って言われたら、こっちのものです。
詳しく理由を教えてあげましょう。
テーブルの上を常に観察
テーブルの上には気を配りましょう。
- ドリンクがなくなりそうな人はいないか
- あの人は何を飲んでいるんだろ?次は何を飲むのだろう?
- あいた皿が放置されていないか
- 汚れていないか
- おしぼりは乾いていないか
などなど、見ておかなければならないことはたくさんあります。
あとは、データ収集ですね。
- どんなものを飲むか?
- 飲み物をどのタイミングで切り替えるか
- どんな食べ物を好むか?
- どのくらいの頻度でトイレに行く人か
その日の席は次の席につながっていると考えてデータ収集もしておきます。
話はすべて耳に入れる
そんなこんなでやること、考えることがたくさんある飲み会ですが、1番大事なのは「全体を俯瞰しながら話を聞いておく」ということ。
「あの人はどんな話をしているか」「この人はどんな反応をしているか」常に作業をしながらも話に耳を傾けて集中する。
さらに、自分にいつ話を振られても良いように意見を必ず持って用意しておく。
ぼくは、作業しながら話を聞くのがクソ苦手でした。
最初の頃なんて全然何いってるのかわからなくてブチギレられつづけられました。
それが悔しくて、普段の生活で常に作業をするときはラジオを聴くようにして耳をトレーニングするようにしました。
人の話を聞くってのも大変なもんですね。
まとめ
飲みの席にはめんどくさい人がたくさんいます。
飲んで気持ちよくなってるのかわからないけど、偉そうな顔をする人、自分ができる人間ってアピールしまくる人、人情派を語るやつ。
たいていの人が理性を失い、そこにいる。
そんな中でブチギレられるのって悔しいんですよね。
ほんとうに、悔しい。
ぼくは悔しくて悔しくて、何度も涙しながら食らいついていた時期があります。
だけど、最近は飲み会に参加する若手も少なくなってきたようですね。
若手に気を使って忘年会とか会社の飲み会をやらない会社もあるのだとか。
飲みの時間ってもったいないですからねw
それでも、大切な接待もあり、そのためのマナーを学ぶのも自分のため。
いまだにお堅い営業ルールを重んじる人って存在しますからね。
ときには参加しみるのも良いのかもしれませんよー