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子どもの興味から生まれることが教育

僕の普段のお仕事は、イベントをつくるお仕事です。
展示会などもやらせていただいていますが、主に子どもたちに向けたイベントです。

イベント参加のきっかけ

うちで作らせていただくイベントは、動物園や自然のなかで、キャンプをしたり、動物の観察をしたりと、いわゆる先生がいて教えてもらう勉強ではなく、自分たちの手で、目で、感じた発見や疑問を育てることを目的としています。

参加していただいたきっかけは、さまざまですが、ホームページやCMをみて、

  • 子どもが参加したいといったから
  • 子どもに体験してもらいたかったから
  • (親)わたしが参加したかったから

など、理由はさまざま。

イベントというのは、その時だけのものですが、イベントをきっかけに子どもたちの興味を自然と学びに結びつけることが、これからの教育になっていきます。
僕の場合は、生きものとのふれあいや自然体験で生まれた興味をきっかけに生まれる教育環境づくりのお手伝いをさせてもらってます。

子どもと一緒に楽しむ

子どもたちが自分の力で考えて、疑問に思ったり、発見をすることはとても大切です。
例えば、動物園に行ったときに、一頭の動物に対しての滞在時間は約90秒と言われています。
動物園にはたくさんの動物がいますからねー

「ほらほら!あっちにライオンさんいるってよ!」
「次はキリンさんの所いくよー!」

なんて言いながら、次へ次へ進んでいませんか?

ついつい、動物園に行くと、たくさんの動物を子どもに見せてあげたいと思うものです。
でも、例えば子どもがゴリラに興味を持って、ジッとながめていたら、ジッと眺めさせてあげてください。

それが興味を持つということです。

ジッとたくさんの時間をかけて観察をすることで、普段とは違った発見をすることができます。

この時に、お父さんお母さんにしてもらいたいのが、スケッチブックと色鉛筆をもたせてあげることです。
子どもは夢中になって、スケッチをします。

スケッチをしていると、動物図鑑ではできないような発見ができます。

あのカピバラさんの鼻にはコブがあるのに、あのカピバラさんにはない。どうしてだろう?
どうしてレッサーパンダのシッポはみんなシマシマなんだろう?

たくさんの疑問や発見を絵にして描いていくことで、それが子どもたちの興味につながります。

もちろんなんですけど、子どもに聞かれたからといって、すぐにスマホで調べたりしないでくださいね!
お父さんお母さんも大人だからといって知らなくていいんです。
子どもと一緒になって、どうしてだろうねー色は?大きさは?たくさんの疑問を子どもたちと一緒に持ちましょう。

しっかりと観察をして、子どもがこう思ったこう考えたということが大切なんです。

そして、わからないことは飼育員さんに質問してみましょう!きっと、たくさんの動物のお話をしてくれますよ!

自然の中での発見

もちろん、動物園だけではありません。
近所の公園や家の庭でも生き物や自然の発見はたくさんできます。

石をひっくり返したら、ダンゴムシがいた。
ダンゴムシは何で丸くなるの?足がたくさんあるけど何本あるんだろう。という疑問から、観察をして、興味を持ったら調べたくなりますよね。
調べてみたら、ダンゴムシはジグザグに進むらしい。ほんとかな?

そんな興味から、深い学びにつながります。

動物園には忙しくていけないなーという場合にも、近所の公園や河原に一緒に出かけるだけでも、興味をみつけることはできますよ!