夜間大学

大学の夜間(二部)をおすすめする4つの理由

「私立の大学に通うお金はない。」
「仕事をしながら大学で学びたい(学びなおしをしたい)」
「ほぼほぼ浪人が確定しているが、可能性があるなら情報が欲しい。」
「二部(夜間)の大学って実際どうなの?」

今回の記事は、こんな悩みや疑問を持っている「現役の受験生」、「仕事をしながら大学で学びなおしを考えている社会人の方」に向けて書いています。

受験生のみなさん、お疲れ様です!!!

3月といえば、ほとんどの方が受験勉強を終えて一息ついている頃でしょう。

が!

まだまだ最後まで頑張っている受験生の方もいらっしゃることでしょう。なんせ、ぼくの母校の願書受付(窓口)は2018年は3月6日までですからね。

2018年の試験日は3月10日ですね。最後までやり抜けてください!

ちょうど6年前の今頃、ぼくは芸人をやめて大学で「学び直す」ことを決め、3ヶ月くらいの短い期間でしたが受験勉強をして大学入試に臨みました。

現役生の方からすると、大学の「二部」に通うということはハードルの高いことかもしれません。ですが、二部ならではの学び方を見つけ、生かすことで大学を卒業してからの働き方や、考え方を一つ上のランクに持っていくことだってできてしまうんです。

今回は、夜間の大学に通う4つの素晴らしい魅力について書かせていただきます!

  • 二部の大学に進学しようか迷っている
  • 大学で学びたいけどお金が・・・
  • 大学に通う意味がわからない

という方は、ぜひとも読んでみてください!

大学の夜間(二部)をおすすめする4つの理由

現役生にとって、「二部の大学に通う」という選択は、実際のところあまり印象の良いものではないのかもしれませんね。
ぼくが通っていた当時の話をすれば、現役生の中には仮面浪人(大学に通いながら次の年の受験勉強をする)や同じ大学の一部(昼間)への転部を目指して勉強をしている人もいました。

二部には二部なりの魅力がたくさんあって、それに気づかずに次の年の受験の準備をしている学生さんを見ると「もったいないなー。」と感じていました。

二部の授業は、18時過ぎから始まります。
18時から始まって、9時半くらいまでの2コマ(土曜日は9時過ぎから始まって18時くらいまでの6コマ)。
4年間で卒業をしようと思ったら足りないようにも思えますが、単位を落とさずに順調にいけば3年生までで必要な単位のほとんどを取得することができます。

社会人の人は、2コマ目の授業(20時くらいからの授業)からしか大学に来れないという人もいましたが、それでも4年間で卒業をしています。

実は、二部のとっても素敵な魅力はここにあって、入学と同時に就職をしても大学に通って勉強をすることができてしまうんです。

二部の素晴らしい魅力1「新卒でありながら社会人5年目」

夜間の大学のまず第一の魅力の一つは、なんといっても昼間に社会人として仕事ができること。

「仕事をしながら大学に通う」と言うと、「学生なんだから集中して勉学に励みなさい。」なんて言葉もしくは「勉強しながら仕事?仕事をなめるな!」なんて言葉が聞こえてきそうですが、仕事をしながら大学に通う意味は十分にあります。

それは、大学卒業と同時に就職をすると、「新卒」でありながら社会人5年目というたくましい実績をもって社会に出れるということです。

これは、ちょっと有名な大学に4年間通ったことよりも十分に武器になる実績です。

一部(昼間)の大学に通っても仕事はできますが、アルバイトレベル。
社会人という扱いで、責任感のある仕事を4年間やって社会に揉まれた実績とは比べモノになりません。

二部で卒業をしたからといって、区別されることもありません。
昼間の大学と同じように4年制の大学卒として扱われます。

となれば、4年間仕事をしながら大学を卒業したという実績は十分なアピールポイントになりますよね。

実際に、ぼくは昼間に仕事をさせていただいて大学を卒業しました。
卒業してからは、就活はせずに当時の仕事を今でも続けていますが、学生の頃からお世話になっていたクライアント様からは、「本当に卒業しちゃうなんてすごいね!」「根性あるねー!」なんて言葉とお仕事を今でもいただいてます。

二部の素晴らしい魅力2「学費が国公立大学よりも安い!」

2つ目の魅力は、学費が格段に安いということ。学費はだいたい私立大学の半額くらいです。

ぼくの通っていた二部の大学は1年間の授業料が50万円くらい。国公立大学よりも若干安い授業料でした。
昼間に仕事をしていたら、奨学金を借りなくても払えてしまう金額です。

大学で勉強をしたいけど、授業料が払えなくて断念せざるを得ないという方もいるのではないでしょうか?

そんな方は、ぜひとも二部の大学を検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、群馬県の若者の方で、「大学には通いたいけど群馬からは離れたくない」という方もいることでしょう。
→ぼくは群馬県の出身なので、毎日のように群馬に帰りたいと思ってます。

わざわざ東京で不自由で息の詰まるような生き方をしなくても群馬から通うことだってできるんです。
さらに!二部なら朝早起きをしなくても、おやつを食べてから大学に出発することだってできちゃいます!

二部の素晴らしい魅力3「勉強する環境が整っている」

3つ目の魅力は、勉強をするのに適した環境が整っているということ。
1つ目の魅力で、昼間に仕事をすることができると書いたばっかりですが、勉強という面でいえば、昼間の時間を勉強にフルで使うことができちゃいます。

夜の時間て、テレビ面白いし、飲みの誘いとか、大人になると誘惑が多いんですよね。
それを昼間にたっぷりと勉強して、夜は授業でシャットダウン!授業が終わってから22時。
まだまだ勉強することができてしまいます!

ぼくは二部法学部を出ているのですが、ゼミの同級生や先輩の中には慶応や京大の法科大学院に進んだ人がいます。
あと、ぼくは教職の勉強もしていたのですが、卒業して新卒で教師になった人とか。

脳が活発な昼間の時間をガッツリ自分の勉強の時間に費やせるのが魅力ですね!

また、社会人が多いということもあって、みんな真剣に授業に取り組んでいます。
授業でわからなかったことや、考えたことを話し合える仲間が自然とできあがっています。
自習室や図書室も熱気で満ちているので勉強に集中することができますね!

群馬から通おうと考えている人は、終電に間に合わなくなってしまうので、次の日の早い時間に集合して議論しましょう!もしくは、友達の家に泊めてもらいましょう!

二部の素晴らしい魅力4「幅広い人間関係を築くことができる」

4つ目の魅力は、「幅広い人間関係を築くことができる」こと。
二部には、年齢でいえば現役生〜高齢の方、学生〜社会人、経営者、公務員などなど本当に幅広い方たちと同級生になれちゃいます。

昼間の大学に通っていたら、相当人脈作りを頑張らない限り、同年代の同級生、先輩、後輩、アルバイト先の人くらいしか接することはないでしょう。

二部では、普通に大学に通っているだけで幅広い人たちと交流をすることができます。
交流を通じて、人との接し方を学べることはもちろん、世代を超えた様々な考え方を蓄積することができるんです。

そういった経験は、自分の器を大きくしてくれる経験となることでしょう。

二部の素晴らしい魅力を活かそう!

二部の大学を卒業してみて思うことは、学問はもちろん、それだけではない「学び」がたくさん詰まった充実した4年間だったと今回の記事を書いていて改めて思いました。

「何のために大学に通うのか?」と聞かれて、その答えは様々だと思います。

「大学の授業」という部分を切り取れば確かに専門的な分野になるので、そこに関わる仕事に携わることができる人は少ないでしょう。
ですが、一つの分野を突き詰めて「学ぶ」という経験をすることで、自分の中の考え方をより深くもっていくいく力をつけることができます。

「学ぶ」ことは方法を知らなければ辛くてしんどいが、方法を知っていれば面白い。
大学4年間で突き詰めて学んだ分野については、自分の中で一つの得意分野となり、その視点からみた場合の視点を持つこともできます。

二部では、さらに、幅広い世代、仕事の方々と交流ができるので、自分の器を大きくし、磨くことができます。

そんな経験ができる大学の二部をぜひとも進路を考える、「学ぶ」方法を考える上でのひとつの選択肢としてしてもらえればと二部OBとして考えております。

ということで!

大学の夜間(二部)をおすすめする4つの理由

でした!

ありがとうございました!!!