「起業」と聞くと、どこか身構えてしまう自分がいる。
- 世の中にないサービスを作らなければならない
- ガッツリ利益の出るビジネスモデルがなければいけない
- 雄大なビジョンがなければいけない
- 自分の器では絶対に無理
そんな風に「自分には無理だ」と考えてしまって、興味はあってもサラリーマンを続けている人もいることでしょう。
自分もその中の1人です。
だけど、30代になると自分の周りで起業をする人がポツポツと増えてきています。
詳しい内容は良くわからないけど、物販で会社を起こした友人、リサイクルショップを始めた友人、フリーランスの美容師として仕事をはじめたいとこ。
起業の授業
何年か前に、大学に通っていた頃の話。
教職の授業をとっていた自分は、中学生の社会科の授業のモデル体験として、「起業の授業」を体験しました。
起業に関する冊子があって、内容にそってグループで会社を作るという授業でした。
グループ内で、どんな会社を作るかの話し合いで自分たちのグループは、「どうしたら儲かるビジネスができるか」ということばかりを考えていました。
それこそ、今の世の中の役に立ちそうなビジネスはないだろうかと考えるだけの時間。
最終的には、高齢者のためのサービス的な内容になったんだと思います。
ですが、他のグループは「はちみつをたくさん使ったパン屋さん」という、とてもシンプルな起業プランを考えていました。
授業の内容も、後者よりの内容を伝えるものでした。
「起業」というのは、難しくプランを考えるのではなく、「どうしたら自分の力で実現できるか」を考える。
そして、起業のためのしくみを学びましょうという授業内容だったと思います。(うっすらとした記憶ですが)
しょぼい起業で生きていく
えらいてんちょうさんが書いた「しょぼい起業で生きていく」という本を最近読みました。
無理してやりたくない仕事を続けるのではなく、自分の生活の延長線上でできる仕事を作れば良いという考え方はとても勉強になりました。
特に、えもいてんちょうさんのしょぼい喫茶店の部分では、共感できる部分がいくつもあって満員電車の中で読んでて涙をこらえるのに必死でした。
家に帰ってからもう一度読み返して、やはり泣きました。
【必死に生きてない感】
えらいてんちょうさんの「しょぼい起業で生きていく」を読んで、しょぼい喫茶店の部分で自然と泣いてた。
自分はなんて生きることに不真面目なんだろう。
サラリーマンやって空白な部分を埋め合わせるだけの毎日。
もっと必死に生きなきゃだ。#しょぼい起業で生きていく
— トシ文@企画屋ブロガー🖋×UED🚴♂️ (@withk717) 2019年5月8日
涙の原因はなんだろう。
毎日を当たり前のように会社に行って帰ってくるという生活を自分は繰り返している。
毎日会社で行って仕事をしていると、なんとも満たされない不完全な感情が体の中にぽっかりと空いてしまっている感覚がある。
その感覚を埋めるために、自分はきっとブログを書いたり、個人で稼ぐ方法について勉強したり、知識を増やすために本を読んでいる。
だけど、その行為はサラリーマンとしての日常の穴埋めであって、1日を必死に生きているわけではない。
自分をどんどん追い込んでいるだけ。
そんな気持ちが、涙となって流れたのだろう。
個人で稼ぐ力をつける
「しょぼい起業で生きていく」を読んで、自分の中での「起業」に対するハードルがグッと下がりました。
まずは、「自分には何があるのか」という部分から向き合っていきたいと思います。
自分が今すぐにでもできることといえば
- イベントの企画・運営
- ライティング
- キャンプ
過去の経験から、お金になるかは別としてすぐにでも始められる。
イベントとキャンプに関しては、仕事として現在進行形で6年経験している。
あとは、個人としてのビジネスにどうやって生かして行くかを考えるだけだ。
最近知ったことだけど、6年間勤めた今の会社には、退職金という制度がないらしい。
そして、今年も売上の関係でボーナスはないようだ。(6年間で1度だけしかもらったことがない)
貯金は数万円。
どうやって生き残るかを考えよう。
「しょぼい起業で生きていく」は、サラリーマンとしての自分に疑問と息苦しさを感じている人にとてもおすすめです↓