あけましておめでとうございます!
2017年最後の1日は、実家の群馬県にて祖母の蕎麦打ちを見学しました。
「体験」ではなく、「見学」です。
→蕎麦打ち体験させて!と頼みましたが、そこはやらせてもらえませんでした。「見て覚えろ、暖かくなったらやらせてやる。」と。
92歳の優しい祖母が、意外にも背中で教えるタイプでした。

→祖母の背中
蕎麦打ち見学
年末年始だけでなく、お祝い事や来客がある際に、祖母が蕎麦を打つのが我が実家のおもてなしです。
昔は、畑でそば粉から作ってましたが、現在は祖父が亡くなり、そば粉は近所の人から手に入れたり、買ってきたり。
「うまい蕎麦食べれるから、うち寄ってけ!」と、祖父が若い頃から仕事の仲間や後輩を誘ってご馳走していたとか。
そのたびに、うちの祖母が蕎麦を打って振舞っていたそうです。
昔は、蕎麦くらい打てなきゃ嫁にいけない!なんてことだったらしいですからね!
そんな、祖母の熟練の技を見学させていただきました。
粉を練る
そば粉、小麦粉、卵をボウルに入れて、水を少しずつ足しながら練っていきます。
小麦粉と卵はツナギです。
そば粉だけだと、プツプツと麺が切れてしまうので、ツナギとして小麦粉と卵を混ぜ合わせます。
小麦粉は、近所のおばさんが作って挽いてくれた小麦粉です。卵は、近所の養鶏所から直接買ったもの。
田舎は、食べ物が近所付き合いで完結します。作り手さんの顔が見えているので、安心安全の美味しい食材が手に入ります。
混ぜ合わせはじめは、力一杯にこねないと、なかなかまとまりません。
水加減が大切、だそうです。

こねあがった生地は、ビニールを敷いて、足で踏み、しばし寝かせます。
生地を薄く伸ばす
生地をしっかり寝かせたら、棒と板を使って、しっかりと力と愛を込めて伸ばしていきます。

伸ばしては広げて、伸ばしては広げて。薄さが均等になるように伸ばしていきます。
広げた時には、麺がくっつかないように、小麦粉をパサーッと塗ります。

しっかりと広がると、かなりの大きさになるので、スペースが必要です。

見ていると簡単そうですが、均等に薄く伸ばすには、経験が必要だと。
ならばと!「少しやらせて!」と頼むも、「やはり暖かくなったら教えてやる。」と、触らせてもくれません。
ここは、しっかりと見て学びます。
生地を切る
生地を切って麺にしていきます。しっかりと伸ばした生地に、小麦粉をまいて、たたみます。

たたんだ生地を、包丁で均等に切っていくと、蕎麦の出来上がりです。

できたて蕎麦で年越し蕎麦
仕上がった蕎麦を、大きな鍋で茹でたら完成です。
2017年の年越し蕎麦は、祖母の伝統の蕎麦で年越しとなりました。
やっぱり、ばーちゃんの作った蕎麦は絶品です!
そんな祖母は、2018年で93歳!元気でこれからも長生きしてもらうために、こまめに帰省して、手伝いをしたいと思います!
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