群馬県

温泉ソムリエが何度も通う日帰り温泉〜勢多温泉「きぼうの湯」〜

前回、1月に記事を書いた群馬の日帰り温泉きぼうの湯
群馬県渋川市赤城「きぼうの湯」

ちょうどブログを書き始めた頃の記事ですね。

1月はまだ雪が残っていて、一面の雪景色を眺めながらの露天温泉となりました。
露天風呂の周りにはぶどう畑以外何もなくて、ずーっと遠くの山まで見渡すことができます。
天気の良い日は富士山も見えてしまうとか。

あれから4ヶ月。

今回は、5月のゴールデンウィークのきぼうの湯を書いていきます。

勢多温泉 きぼうの湯

名峰赤城山の裾野に広がる自然豊かな大地の日帰り温泉きぼうの湯は、地域で暮らすひとびとの暮らしにやすらぎと豊かさをあたえてくれます。地下1500mから湧き出る源泉かけ流しが売りもので、泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉。効能豊かな温泉です。露天風呂から見られる雄大なパノラマ、夜は、前橋・渋川・伊香保の夜景が幻想的な世界へと誘ってくれます。季節を感じながらゆったりと天然温泉をお楽しみください。

露天風呂からは、ぶどう畑とと多くの山々を見渡すことができます。視界をさえぎるものがほとんどありません。
向こうが丸見えなら、こっちだって丸見えで返します!
そんなことを気にしていられないくらい素晴らしい景色が広がっているんですよー!
今回は、5月ということもあり、一面の青々とした景色が広がっています。目がいやされたー!

夜景を楽しむために18時頃にやってきたのですが、営業時間は19時まで。最近は日が長いですからね、夜景は楽しむことができませんでした。
が!夕焼けはしっかりと楽しむことができましたよー!きれいだったなー。

温泉はしょっぱい!

赤城の山の中にある温泉ですが、温泉をなめてみると、とてもしょっぱかったです。
海の近くの温泉とかだとしょっぱ!!!ってよくあるんですけど。
どうやら、このあたりは大昔は海だったようで、塩っぽさが温泉に溶けて出ているようなんです。
海なし県と呼ばれている群馬も大昔は海があったんですねー。群馬県生まれ群馬県育ちですが、全然知らなかったー!

硫黄の臭いの温泉とかあるけどここは肥料の臭い

目の前に一面のぶどう畑がどこまでも広がる景色最高!な露天風呂があるのですが、畑ということもあり入浴中、肥料の臭いがしています。
硫黄の臭いの温泉も人気があるので、肥料の臭いの温泉もあっていいのかなーとぼくは思いますが、気になる方は内風呂もあるので、ご安心を。
本来の売りは、地下1500mから湧き出る源泉かけ流しですので、ぜひ内風呂で温泉を楽しんでくださいね!

まだまだ開発段階のきぼうの湯

前回きたときに設置されていたきぼうの鐘がなくなっていました。
近くにはショベルカーがあって、どうやらこのあたりは開発中な様子。

きぼうの湯に姿をかえる前、ここには天地の湯という温泉がありました。
天地の湯の周辺は、ルンズファームというパンを売ったり、喫茶のようなスペースもあったりしていました。
それからオーナーさんが変わって、しばらくは温泉のみ、それも、設備代だけの営業を続けていますが、これからまた再開発って感じですかね。
地元の山の中で温泉を中心に何かが生まれると思うと、ワクワクしてきます。
↓前回まであったきぼうの鐘

この温泉にとっての象徴のようなきぼうの鐘をぶっ壊して新しい物を作ろうとする過去や現行の物で満足しない姿勢。見習わなければなりませんね。

きさくな温泉

この温泉は、とにかく色んな人がきさく。そこら辺の人気温泉ベスト10みたいなのに入っていないおかげで、うじゃうじゃごみごみしていません。
だからこそ、いろんな人がリラックスできて、きさくにあいさつが交わされます。登山をしていてすれ違ったときにあいさつをする文化って素敵ですよねー、そんな感じです。
お店の方も、お湯加減いかがでしたー?って、出口で話しかけてくれます。それから、次の休みの日とかのスケジュールやらの話などをしてくれます。最後には、またぜひきてくださいねー!って言ってくれます。
なんだか暖かみを感じるんですよね。地元に住んでたら通ってるなー。

おすすめ

赤城山の自然の中の温泉きぼうの湯
ぼくは、普段は神奈川県に住んでいて、1〜2ヶ月に一度くらいのペースで地元の群馬県の渋川市に帰ってきます。
この温泉は、ぼくの家から車で20分くらいの距離ということもあり、前身の天地の湯の頃から来ていました。
でも一時期、2〜3年間くらい?営業がストップしていた時期がありました。
理由に関しては、いろいろあるようですが、ぼくは、この温泉に今の姿のままでいいのでこれからも続いて欲しい。神奈川県に住んでいるので、めったにくることはできないのですが、実家の群馬県に帰ってきたときに、また行きたいなーと思う場所のひとつです。
出口で、「温泉どうでした?若い人で広めてってね!」って話してくれたおじさんは、きっとオーナーさんなのでしょう。これからもお元気で、温泉を続けてください。

こんな声もあるんですよー!!!

ってことを伝えるために、きぼうの湯に行ったときには、ファンレターのような形で記事を必ず書きたいと思います。

きぼうの湯
住所:〒379-1115 群馬県渋川市赤城町溝呂木1270
TEL:0279-26-2613