最近、ぼくが日中働いている会社では、社長命令により仮想通貨取引の全面禁止令!が出ました。
発端は、ぼくがバイトさんと最近の仮想通貨の話題について話していて、「実は自分も仮想通貨を少しだけ持っている。」と言ったのを社長に聞かれていたことが原因です。
「あんなものに手を出している人間は、ろくな仕事をしない!全面禁止や!今すぐ目の前で全部売れ!」となりまして。
このバブルからの大幅下落の今、売ってしまったのはさすがに苦しいですね。ちらっとみたら相場戻してるし。
では一体、仮想通貨取引がどのように仕事へ悪影響を及ぼすというのでしょうか?
ギャンブルをやるやつは夢見て終わる
仮想通貨取引を禁止にした我が社の社長の理屈はこうだ。
「仮想通貨みたいなギャンブルをやるやつってのは、パチンコに依存しているやつと同じ。パチンコに依存しているやつっていうのは、どんな時も自分が10万とか20万の金を手に入れた時のことを想像して毎日を過ごしている。だから、頭の中は勝って大金を手に入れたときの想像で頭がいっぱいで仕事が手につかなくなってしまっている。
仮想通貨も同じ。例えば仮想通貨で5千万儲けたとして、仕事で手を抜かないやつなんていない。そんな金を手に入れたら、ばかばかしくて仕事なんてやってられなくなる。
毎日チラチラとスマホで見られるから、仮想通貨のことで頭がいっぱいになって仕事が手につかなくなってしまう。
だけど、考えなければならないのは、例え仮想通貨で5千万儲けたとしてもたったの5千万では、それから先も仕事をしていかなければならない。だから、仮想通貨みたいなギャンブルは即刻やめろ!」
んー、なんだか実体験のような理屈w
と思いながらも、「社長、まさか年のはじめに仮想通貨買って地獄みてます?」とは、聞けずw
たしかに、言っていることは間違ってはいません。仮想通貨で増えたお金は、自分が仕事をして稼いだお金ではないので、経験値や実力として自分に蓄積されるものはありません。
仮想通貨のことで頭がいっぱいになってしまって、仕事に手がつかない状況になってしまっては、会社の利益に影響が出てしまうので禁止するのが正解でしょう。
億り人キャンペーン=バブルが仮想通貨をギャンブルの位置へと導いた。
仮想通貨はギャンブルか?と問われれば、それは違う!とぼくは答える。
2017年はじめの頃の仮想通貨はおとなしいものでした。急上昇、急下落を繰り返しながらも、ゆっくりゆっくりと成長していきました。
ところが!2017年後半。
ビットコイン価格が大暴騰。それに釣られるようにアルトコイン価格も同じように高騰しました。この時期はビットコインバブルと呼ばれ、一億円を達成したたくさんの「億り人」を生み出しました。
この億り人にメディアが食いつき、取り上げました。
「朝起きたらお金が増えてる!」と嬉しそうに語る億り人となった女性が印象的でした。(バブルが弾けた今、どこで何をやっているのでしょう。)
それを見た人たちが、「自分も一儲けしてやろう!」と我も!我も!と買いに走った結果、価格に火がついて上昇を続けました。
ところが、2018年の年明けから雲行きはあやしくなり、一気にバブルが弾け、大暴落!
1ヶ月もしないうちに、バブル以前の価格へと引き戻されました。
仮想通貨はギャンブルか?と問われた時、たしかにバブルの勢いに乗っかろうと買い始めた人たちにとっては投機(ギャンブル)なのでしょう。
また、仮想通貨を投資とするなら、投資は余裕のあるお金でやるべきであって、生活費をかけて買っているようならそれはギャンブルとしか言いようがありませんね。
最近は、芸人の間で仮想通貨が流行っているようですが、若手大丈夫か?って思います。きっと、首が回らなくなって仮想空間に飛ばされてしまった人もいることでしょう。
仮想通貨人口を一括りにするなよ、おっさん。
Twitterを見ていると、この人普段何してる人なんだろー?と思ってしまうほどに仮想通貨の取引のことやら心情を24時間体制でツイートしている人もいる。
そういう人のプロフィールが普段サラリーマンをやっている人だったりすると、さすがに「仕事しろよ。」とは自分も思う。
でも、純粋に仮想通貨に未来を感じて少しずつでも勉強して、興味を持ったコインを買ってみている人も一括りにして「ギャンブルをやっている人間」としてしまうのは絶対に間違っている!
ぼくの場合、ブログにしても仮想通貨にしても、首を突っ込んでみてから勉強をするタイプだ。
とりあえず始めてみないと、何が難しくて、何を学ばなければならないかがわからないからだ。習得の近道は「まずやってみる」だと信じている。
「なんだろうそれ?」と思った時点でスタートを切ってしまわないと、「やる」か「やらない」かを迷っている時間ももったいないですしね。
また、やったこともないくせに口出しすることって、クソダサいと思っているので興味があることはとりあえずやってみることにしている。
ぼくが今回、「いやいや話聞けよ、おっさん。」って思ったのは、この話をされているときに、パチンコ屋のホールで、何も考えずに球が終わるタイミングで慣れた手つきで千円札を財布からだして突っ込んでいる人の姿が頭に浮かんだからだ。
そんな風に何も学ばず、何も考えずに、ただただ流れで金を突っ込むようになったらさすがに禁止した方が良い。仕事中にチラチラとスマホをいじって仮想通貨の値動きを確認してるようなら、そりゃー禁止にした方がいい。
だけど、こっちはあんたが昼寝している間にも、あんたがスマホアプリやってる間にも、仮想通貨のことなんて気にならないくらい仕事してんだよ!ってお話ですよ。
ましてや、テレビやラジオに登場する経済評論家風の人なら、「それっぽいこと言ってるなー」で済むけど、さすがに部下に対してテレビやラジオで経済評論家風の人がテレビ向けに言っているようなことの受け売りで禁止!としてしまうのは違うでしょうに。
仮想通貨はギャンブルだから全面禁止は禁止!
会社として、仮想通貨を禁止!とされてしまうのは、とても窮屈。
これからの技術に注目をしておくことの一体何が悪いのだろうか疑問です。外側から見ればギャンブルのように写るのかもしれませんが、買ったこともない人があたかも自分が正義のように発言をするのはやめていただきたい。
うちの会社の場合、Facebookの投稿は、仕事に関するもののみとされています。
Twitterはアカウントがまだバレていないようなので、まだ好きなことを投稿できています。インスタはアカウントを特定されて、社長の監視下にあるため投稿をやめています。
例えば、仕事終わりや休日にセミナーや講演会に行くことも制限されています。ボランティア活動なんてもってのほかで、「そんなことをやっている暇があったら金になることを考えろ。」と。
てな感じで、そもそもクソ窮屈な環境で仕事をしています。
このブログも、社長にバレれば、取り上げられてしまうことでしょう。
その時はさすがに・・・ね。
ということで!いじょー!
【仮想通貨は単なるギャンブルだから全面禁止!という会社の判断は正しいか?】
でした!
ありがとうございました!!!
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